天気の悪い日に憂鬱になる理由

 大人になるにつれ、天気が悪い日というのはどうにも調子がのらず、頭痛や古傷が痛むといった身体の不調を訴えるという人が少なくないと思います。
 が、これは意外にも、古来より人が培ってきた原因があるのだとか。というのも、遠い昔は狩猟などを晴れたいい天気の日にやっていたのだといいます。つまり、雨=猟休みという先祖からの変な癖が人間の身体には染み着いているのですね。まぁ、これが本当かどうかは分かりませんが。
 また、こちらは有力な情報として。
 絶対的とはいえないも、体内の細胞は少なからず雨などを及ぼす低気圧が原因でちょっぴり膨れ上がるのだとか。これにより細胞と細胞の間は普段より狭い状態に。自然と新陳代謝も悪くなり、体調不良や自律神経失調症といった異常をきたしやすくしてしまうのだといいます。

 自律神経は、身体の無意識で行われる呼吸や発汗、体温調節、食事などといった動作の数々を請け負っている部分。ここが失調症というのはこの部位が壊れてしまい、うつ病などによる不調を来しやすくしてしまう事をいいます。
 が、雨の日だからとうつ病になるなどというのは一切なく、「ダルい」「やる気が出ない」といった身体の不調は悪い現象ではないのだといいます。
 これはむしろ、低気圧のおかげで身体の中の副交感神経(リラックス状態などを保つ部位)が反応。先述した狩猟時代のごとく身体が「今日は休みましょう!」と完璧オフモードに徹しようとしている証拠なのだとか。
 なので本来ならば、身体がリラックスしようとしている天気の悪い日にこそ、がっつり休むというのが身体にとってはとても嬉しい事なのかもしれません。

 とはいっても、仕事をしていればそんな事は容易ではありません。
 そこで、天気の悪い日には、身体を敢えて脱リラックスモードにする為の刺激を与える事が大切。
 例えば、次にあげるような1日を過ごしてみるのがいいのかもしれません。

まず朝は、1杯のコーヒーを飲んでみるといいでしょう。
 美肌を作る上ではノンカフェインでの水分補給がいいとされているのですが、やはり気分を上昇させる為にはカフェインたっぷりの飲み物を飲むのが1番の手のようです。もちろん、カフェインさえ入っていれば栄養ドリンクなんかもぴったりです。
 また、朝風呂や朝シャワーで爽快になる事もおすすめ。特に42℃以上の熱めのお湯で身体を洗えば、気分が上昇します。逆に寝る前などは気分をリラックスさせる為にぬるま湯がいいとされています。
 次に、ちょっと疲れが出てくるお昼休みにはスパイスや香辛料がたっぷり入った食事がいいのだとか。確かに辛いものって食事が進みますから、それだけでテンションがあがるかもしれませんね。

気分にのって休みたいのはやまやまですが、なかなかそう出来ないのが社会人。無理だけはせずに頑張りましょうね。